「信頼失墜」スウェーデン国王風俗店通い疑惑 産経新聞 2011/06/19 00:21
世論調査は寛容だが
とはいえ、この騒ぎが国王の辞任に発展するかどうかは微妙な情勢だ。もともと王室をもつ欧州各国の国民は恋愛スキャンダルや下半身問題には寛容だ。
英ではチャールズ皇太子がダイアナ妃と結婚後もカミラ公爵夫人と不倫関係だったのは有名だし、スペインのフェリペ皇太子はノルウェー人の下着モデルと交際し、国民の顰蹙(ひんしゅく)を買った。オランダ王室のフリーゾ王子に至っては、マフィアの大ボスの愛人と交際していた。
AP通信によると、5月25、26日に1000人を対象に行った世論調査では、国王が退位しビクトリア王女に王位を継承すべきだとの意見は17%あったが、半数近くの44%は国王が王位に留まるべきだと答えた。1年前の同じ調査の64%からは減ったが、今も多くの人が国王を支持している。
国王の支持層からは、今回のスキャンダルが共和制論者による悪意に満ちた中傷キャンペーンによるものだとの声が出ている。
スウェーデン通信とのインタビューで国王は「私への信頼、そして王制、さらにスウェーデンへの信頼が揺らいだことを非常に遺憾に思う。今後は信頼回復のためこれまでの倍、努力していきたい」と答えた。
スウェーデン王室では昨春、国王夫妻の末娘、マデレーン王女(29)が婚約者の弁護士の浮気が原因で、婚約を破棄する騒ぎがあった。王室は信頼を回復できるのか。